梅雨の季節は、湿気や気温の変化で体が重く感じたり、気分もなんとなくスッキリしないことが多くなります。
そんな時こそ、ほんの少しの心がけで体調を整え、快適に過ごすことが大切です。
そしてこの時期にできることは、実は「夏を元気に過ごすための準備」にもなります。
今回は、梅雨時から意識しておきたい体づくりのポイントを、私自身の習慣も交えてご紹介します。
1. 夏野菜をしっかり食べる
夏に旬を迎える野菜には、体の熱を冷ましたり、余分な水分を排出する働きがあります。
代表的な夏野菜:
トマト、ナス、キュウリ、ゴーヤ、ズッキーニ、オクラ、ピーマンなど
これらに多く含まれるカリウムは、むくみ対策や体温調整にも役立ちます。
私もこの時期は意識して、夏野菜を日々の食事に取り入れています。焼くだけ、切るだけでも十分です。
2. 冷たいものは摂りすぎない
暑さでつい手が伸びがちな冷たい飲み物やスイーツ。
でも、冷たいものを一気に摂ると、胃腸が冷えてだるさの原因になることもあります。
私の対策:
- 朝は白湯でスタート(内臓をゆっくり目覚めさせます)
- 家やカフェでは温かい飲み物を選ぶ
- 冷たいドリンクは、外の活動時(熱中症予防)
3. 運動する時間を工夫する
湿度と気温が高くなる梅雨は、つい動くのが億劫に。
でも、体を動かすことで血流がよくなり、重だるさの解消にもつながります。
おすすめのタイミング:
- 早朝(空気がすっきりして気持ちいい)
- 夕方(日が沈んでからが動きやすい)
私は毎朝ウォーキングを習慣にしていて、気分がのった日はスロージョギングを加えることも。
この時期は特に「がんばりすぎない」「軽く動く」ことを意識しています。
4. 汗をかいたあとのケアを大切に
湿気の多い梅雨は、汗をそのままにしておくと体が冷えてしまいます。
汗対策のポイント:
- タオルでこまめに拭く
- 汗をかいたらすぐにインナーを着替える
- 吸湿速乾素材のウェアを使う
運動後や冷房が効いた室内では、濡れた服が冷えて体温を奪ってしまうことも。
汗をかいた後のひと手間が、体調管理につながります。
5. 汗をかける体をつくる「暑熱順化」のすすめ
最近よく耳にするようになった「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という言葉。
これは、体が暑さに慣れるように少しずつ準備していくことを意味します。
人は、汗をかくことで体温を調整しています。
でも、冷房の中でばかり過ごしていたり、普段あまり汗をかかない生活をしていると、夏になっても汗をかきにくく、体に熱がこもりやすくなります。
そこで、梅雨の時期から意識したいのが「汗をかく習慣づくり」です。
私が実践していること:
- 毎朝のウォーキング
まだ暑くなりすぎない早朝の時間に歩くことで、無理なく体を起こし、少しずつ汗をかくことができます。 - 時々スロージョギング
呼吸が乱れない程度の軽いジョグでも、じんわり汗がにじみ、全身の巡りがよくなります。 - 白湯を飲む
朝一番の白湯は、内臓をゆるやかに温めてくれる大切な習慣。汗が出やすい体づくりのベースになります。 - カフェでは温かい飲み物を
アイスコーヒーではなく、ホットを選ぶようにしています。外は蒸し暑くても、内側は冷やしすぎないように。 - 月1〜2回のサウナ
サウナでじんわり汗をかく時間は、心と体のリセットタイム。水分補給をしながら、無理なく「汗を出す力」を育てています。
こうした日々の小さな積み重ねが、自然な汗を引き出し、夏に強い体をつくる準備になります。
暑熱順化は一朝一夕ではできませんが、梅雨のうちから意識することで、夏本番を快適に過ごす力になります。
まとめ|今こそ、夏の準備を始めるタイミング
梅雨は、気分も体も重くなりがちな時期ですが、少しの工夫で快適に過ごすことができます。
そして今から始める「体づくり」が、夏の元気を支えてくれます。
- ✔ 夏野菜でむくみ解消・体温調整
- ✔ 胃腸を冷やさない工夫を
- ✔ 運動は早朝・夕方が効果的
- ✔ 汗をかいたらすぐにケア
- ✔ 快適な室温で眠りの質を保つ
- ✔ 汗をかける体を育てて、夏に備える
この時期だからこそできる体づくりで、
今年の夏も、自分らしく、元気に迎えていきましょう。

【ヨガインストラクター】
骨盤底筋トレーニング、骨盤調整、姿勢改善ストレッチ。
三重県津市・鈴鹿市・亀山市を中心に活動中。
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