「痩せているのに足が太い」
かつての私もそうでした。
どうして自分の脚はムキムキしているんだろう‥、こういう骨格なんだ、と思い込んでいました。
しかし、やり方を変えたら、私の脚も激変したのです!
その鍵となるのが腸腰筋と股関節でした。
脚が太くなる原因は
まずは、腸腰筋がうまく使えていないことが原因です。
大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋と呼びます。
腸腰筋は股関節の前側にある筋肉で、股関節を曲げたり、足を振り上げたり、歩行や走行時に重要な役割を果たします。
しかし、腸腰筋が硬くなったり、十分に使えない状態になると、太ももの前側や外側の筋肉が代わりに過剰に働いてしまいます。
(この現象を代償動作と呼びます)
例えば、歩くときに腸腰筋が働かないと、前ももや外ももに負担がかかり、これらの筋肉が張ったり太くなりやすくなります。
長時間座りっぱなしの生活では、股関節が曲がった状態で固定され、腸腰筋が縮み硬くなりやすいです。
この結果、腸腰筋が使えなくなり、太ももが太くなる悪循環が生まれます。
1. 太ももの筋肉の過剰使用
股関節が正しく動かないと、腸腰筋がうまく働かず、日常動作の中で太ももの前側や外側に過剰な負荷がかかります。
すると、鍛えたくない筋肉が発達しすぎたり、むくみが強くなったりして、足が太く見えます。
2. 血流やリンパの滞り
股関節のズレは血流やリンパの流れを悪化させ、むくみや冷えを引き起こします。これが足を実際以上に太く見せる原因になります。
3. 筋肉バランスの崩れ
腸腰筋が弱く、股関節が適切な位置に保たれていないと、脚全体の筋肉バランスが乱れ、太ももに余分な負担がかかります。この悪循環を断ち切るには、腸腰筋を正しく使えるようにすることが必要です。
太もも痩せのカギは腸腰筋!
このように腸腰筋をうまく使えるようになると、太ももに余分な負担がかからなくなり、脚全体が引き締まります。
・下半身の血流が改善し、むくみが軽減
・コアの筋肉が活性化し、姿勢や体幹が安定
・腰痛の軽減や下腹部の引き締めにもつながる腸腰筋を整えることで、歩くだけでも太ももが痩せやすい体質を作ることができるのです。
腸腰筋を目覚めさせる
どのように腸腰筋を使ったらいいの?
1. 腸腰筋を伸ばすストレッチで腸腰筋やお尻の筋肉をほぐし、柔軟性を高めます。
2. 腸腰筋を動かす軽いエクササイズで腸腰筋を目覚めさせ、使いやすい状態にします。
3. 腸腰筋を鍛える段階的なトレーニングで腸腰筋を強化し、日常生活でしっかり働ける状態を目指します。
腸腰筋トレーニングのポイント
1. 呼吸を意識する
深呼吸(胸式呼吸)を取り入れ、横隔膜と腸腰筋を連動させて動かします。
2. ドローインを行う
息を吐きながら肛門や尿道を軽く締め、お腹を引き込むことで腸腰筋を効率的に活性化します。
3. 骨盤の傾きを調整
骨盤が後傾しすぎないよう、適切な姿勢を意識しながらエクササイズを行います。
具体的なエクササイズはレッスンでおこなっています。
これらのポイントを意識してトレーニングを行うことで、太もも痩せだけでなく、全身のバランス改善や健康維持に役立てることができます。
日常生活やトレーニングに意識的に取り組むことで、美しい脚ラインと健康的な体を手に入れましょう!

【ヨガインストラクター】
骨盤底筋トレーニング、骨盤調整、姿勢改善ストレッチ。
三重県津市・鈴鹿市・亀山市を中心に活動中。
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