ヨガインストラクターになったきっかけ

ヨガを始めたのは30代後半

家の近くにフィットネススタジオが新しくオープンしたのがきっかけでした。

若い頃の私は、今よりも体重が10キロ以上重く、ダイエットに振り回される日々。

また、アレルギー体質でもあり、体質改善への願いは切実でした。

そんな私にとって、ヨガは試してみたいことのひとつだったのです。

(22、23歳頃の私)

ヨガといえば、スピリチュアル、または健康法としてのイメージが強かったのですが、

2000年の初頭から、ヨガが体にいいエクササイズの一つとして紹介されるようになりました。

エクササイズにも、ダイエットにも良いと、アメリカでは爆発的なブームが起こりました

それが日本にも輸入されてきたようです。

ヨガに興味を持っていた私は、すぐにそのスタジオに通うようになりました。

ある日、そのスタジオでヨガインストラクター養成講座が開かれることを知りました。

インストラクターになるつもりはなかったのですが、もっとヨガを深く学びたいと思い、講座に申し込むことにしました。

半年間の養成講座を修了した頃、スタジオのオーナーから

「インストラクターデビューしてみない?」

と声をかけられました。

このお誘いがなかったら、インストラクターをしていたかわかりません。

人生波乗りです。

思いがけない提案に驚きつつも、新しい挑戦に胸が高鳴り、

パートの仕事から転職することにしました。

こうして私は、インストラクターとしての道を歩み始めたのです。

パートの日給より月給が低いところからのスタート

最初は一週間にひとつレッスンを担当するだけ。

デビューしたてのインストラクター、人も集まりません。

予約がなければ、お休みです。

お給料は歩合制。月収がパートの仕事の日給より低かったところからのスタートでした。
これでは、ダメだ…。
その後、やったこともない営業をしたり、オーディションを受けたり、つてで仕事を紹介してもらったりして、今に至ります。

うれしいことに、

デビューした初日に受講してくれた方は、今でも私のレッスンに来てくれているのです。

彼女は私の道のりをずっと見守ってくれています。

下の写真は38、39歳くらい?

興味のあることは学びたい

インストラクターとしての日々は、まるで新しい世界が広がったかのようでした。

その世界に飛び込んだので、学ぶことが次々やってきて、

新しい扉が開いていく感覚はとても刺激的でした。

最初はヨガだけだったのですが、次第にそれだけでは物足りなくなってきました。

もっと多角的に体のことを学びたいという欲求が芽生えたのです。

骨盤調整や足についても興味を持ち、さまざまな講座やセミナーに参加するようになりました。

特に、骨盤調整は、体の中心を整える重要なポイントであり、これを学ぶことでヨガの効果がさらに高まることを実感しました。

その後、骨盤調整「ペルヴィス」のインストラクターになり、活動しています。

また、足に関しても、全身のバランスに大きな影響を与えることを知り、こちらも外せないアプローチだと感じました。

実は、足もみの施術者の講座も修了していますが、足もみを人に施術するのはむいていなかったので、自分でやるだけにとどまっています。

足に関しては魔女トレの西園先生に大きく刺激を受けました。

骨盤からだろうと、足からだろうと、体はつながっているので、結局は全身を整えることが必要になるのです。

骨盤底筋にフォーカス

レッスンの大きな柱のひとつの骨盤底筋トレーニング。

もっと専門的に骨盤底筋の事学びたいと思うようになりました。

2018年の頃、高尾美穂先生との出会いです。

骨盤底筋トレーニングヨガ認定指導者になりました。

骨盤底筋は、日常生活の質に大きな影響を与える重要な筋肉です。

骨盤底筋を鍛えることで、姿勢が改善され、尿もれといった問題も予防できます。

そして何より、生活の質が向上することで、自分に自信を取り戻すことができるのです。

尿もれなどは、悩んでいる人がとても多いのに相談しにくいのが現実。

友達には言いにくいし、病院に行くのも勇気がいる。

でも、きっとネットで検索している人は多いはず。

参加したクラスの中で

「これは骨盤底筋のトレーニングで尿もれなどにも効果的な動きです」

とインストラクターが指導してくれたら、救われる女性はたくさんいるはず。

私が目指しているのはその立場です。

インストラクターという近い存在だからこそ、この「相談しにくい悩み」に対してアプローチすることができると思っています。

いい感じに歳をとる

学んだことをクラスにとり入れることで、受講者の反応も変わってきました。

単なるヨガのレッスンではなく、個々の体の悩みに寄り添ったオリジナルのメソッドを提供することで、

受講者の満足度も高まっていきました。

また、自分自身も常に成長していることを感じることが楽しい。

学び続けることで新しい知識や技術を得て、

それをレッスンに反映させることで受講者の健康に貢献できる喜びは何にも代えがたいものでした。

ヨガインストラクターとしてのキャリアをスタートさせた時の「もっと深く学びたい」という思いは、今も私の原動力となっています。

20年近く前に出会った受講者さんたちと、今でも楽しくレッスンをしています。

お互い、いい感じに歳を重ねています。

最後に、私が大切にしているのは、

自分自身の体と心を大切にし、自己肯定感を持てるようにサポートすることです。

これからも、ヨガの枠を超えた多彩なメソッドを提供しながら、

より多くの人々が健康で幸せな生活を送るお手伝いをしていきたいと思っています。

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