「このエクササイズ、知ってるし」の落とし穴

トレーニング

骨盤底筋ヨガ

「このエクササイズ、知ってるし」

「やってるし」

「やったことあるけど効かなかったし」

そう思ったあなた、きちんとできていますか?

骨盤底筋トレーニングで、よく紹介されるのが、このお尻を持ち上げるエクササイズです。

ヒップリフトで苦手がわかる

ヒップリフトとか、滑り台のポーズとか呼ばれています。

このエクササイズはヒップアップ目的でもやりますが、

骨盤底筋のトレーニングに重点を置きたい場合、お尻・太もも裏を鍛える目的でおこなうのではありません。

お尻を持ち上げたときに

お腹・お尻をサンドイッチするように最大限に力を入れる

お腹の力はキープしながら、ゆっくり背骨を一つ一つ下ろす

最後までゆっくり丁寧に下ろしていくと

お腹の力は残したまま、ふわっとお尻の力だけが抜けます。

実は、脚が太い、下腹ぽっこり、反り腰、猫背の人達はこの動きがうまくできていない 可能性があります。

エラーがどこに出ているかわかりやすいです。

リズムに合わせてとかでポンポンお尻を上げて回数でヒップアップを狙う場合もありますが、お尻より、腰の方が疲れませんか?

数より質です。

骨盤と背骨の動きに合わせて地面をじんわり押して、使う部分をしっかり意識して行うと、5回だけでばっちり効きます。

ひとつの種目をやるのに丁寧にやるだけでも、体の使い方はかわってきます。

やり方

ヒップリフト

かかとで床を押し、一息吸い、吐きながらお尻から上げていく。

みぞおちは下に、お尻は上の意識。首から膝は一直線、滑り台。

息を吐きながら、背中、腰、お尻の順に床へ下ろします。

こう書いても実際わからないかもしれません。

そういう場合はプロのかたに指導を受けるといいと思います。

骨盤底筋に力を入れようとすると

力んでお尻のほっぺがへこんでしまったり

腰をそってお腹を上へ突き出すような形になったり

なかなかうまく力が入りません。

尿もれ改善や下腹ポッコリ改善に骨盤底筋トレーニングが効果的な理由は

下がってしまった骨盤底をひきあげることも含まれています。

特に、骨がない前側(お腹)と底(骨盤底)が下垂し

体幹を支えている骨盤底に負担をかけているともいえます。

お腹の力も連動させてあげると、うまく働きやすくなるのです。

そういうことだったのか

骨盤底筋トレーニングエクササイズにヒップリフトを紹介すると、

ガッカリ顔をされる方がいらっしゃいます。

もっと効果的にに効く新技を期待されていたのかもしれません。

「病院でもらったプリントにあったエクササイズでだった」と言われた方に、

指導させていただいたところ

「えっ!こんなエクササイズだったの?効いてる感が全然違う!」

とのことでした。

そもそも、このエクササイズがうまくいかない方は、

身体の柔軟性が足りない、動かしたかが間違っている、意識したいところが違う

など、きちんとできていない場合も多々あります。

正しい指導を受けて「そういうことだったのか」と、納得することも多いのです。

ヒップリフトをやる前に、前もものストレッチをするだけでも効き目がアップするし

腰や背中、首などの背面のストレッチ、腹筋にスイッチをいれるエクササイズなどを

やってからやると、もっと効いてきます。

骨盤底筋を引き上げる、とか、引き込む、吸い上げる、といった言葉で骨盤底筋に力を入れようとすると

力が入りやすいお尻で、力んでしまいがち。

エクササイズ自体ではなく、エクササイズをどう使うのかがポイントです。

見たことあるエクササイズでも、目的が違えば意識の仕方も変わって全然違うものになります。

見た目は同じでも、意識の仕方が全然違うものとなります。

「このエクササイズなら知ってるし」と思うと

インストラクターの声かけも何も入ってこなくなり、自己流なまま効果もでません。

ポーズ自体ではなく、身体をどう使うのかがポイント。

見たことあるエクササイズでも、目的が違えば意識の仕方も変わって

効果も全然違うものになります。

ぜひ、いろいろ取り組んでみてくださいね!

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